目的別コマンド一覧 - DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧
MS-DOSプロンプトやコマンドプロンプト・バッチファイルで利用できるコマンドを目的別に紹介しています。
アルファベット順のコマンドリストは、「DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧」のトップページをご覧ください。
※ 「よくある質問」のページも合わせてご覧ください。(質問ベースで目的別のコマンドが見つかる可能性があります。)
ファイルを操作(コピー/移動/削除など)したい
ファイルの操作コマンドには以下のものがあります。
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コピー・同期・移動
| Copy | 1つまたは複数のファイルをコピーします。 |
| Xcopy | 1つまたは複数のファイルをコピーします。ディレクトリごとコピーすることもできます。 |
| Robocopy | 条件をもとにファイルをコピーします。ログ出力やジョブファイル対応。 |
| Move | 1つまたは複数のファイル/ディレクトリを移動します。 |
| Replace | 特定のファイルを別のファイルで置き換えます。 |
削除・復旧
ファイル属性・アクセス制御
比較・確認
リンク・圧縮・印刷
テキストの表示・出力
ファイルの一覧を表示したい/複数のファイルに対してコマンドを実行したい
ディレクトリ内のファイルの一覧を表示したり、ディレクトリ内のファイルに対して同じコマンドを実行したりするには、主に以下のコマンドを利用します。
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| Dir | ディレクトリ内のファイルを一覧表示します。 |
| For | 条件に一致するファイル/ディレクトリすべてに対してコマンドを実行します。 |
| Forfiles | [Windows Vista?以降] 条件に一致するファイル/ディレクトリすべてに対してコマンドを実行します。 |
| Tree | ディレクトリ内のサブディレクトリやファイルをツリー表示します。 |
操作ディレクトリを移動したい/ディレクトリをコピー/移動/削除したい
ディレクトリの操作コマンドには以下のものがあります。
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ディレクトリの移動・変更
ディレクトリの作成・名前変更・仮想化
| Md, Mkdir | ディレクトリを作成します。 |
| Ren, Rename | ファイルまたはディレクトリの名前を変更します。 |
| Subst | 指定したディレクトリをルートディレクトリとした仮想ドライブを作成します。 |
| Mklink | [Windows Vista以降] シンボリックリンク/ハードリンク/ジャンクションを作成します。 |
ディレクトリのコピー・移動
| Move | 1つまたは複数のファイル/ディレクトリを移動します。 |
| Robocopy | [Windows Vista以降] ディレクトリ内のファイルをコピーします。ディレクトリごとコピーするためにいくつかオプションの指定が必要ですが、その分詳細な制御を行うことができます。 |
| Xcopy | 1つまたは複数のファイルをコピーします。ディレクトリごとコピーすることもできます。 |
ディレクトリの削除
| Deltree | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] ディレクトリを削除します。中身が空でなくても削除します。 |
| Rd, Rmdir | ディレクトリを削除します。[Windows NT系/XP以降のみ] 中身が空でなくても削除します。 |
ディレクトリの確認・権限操作
| If | ディレクトリの存在確認を行うことができます。([MS-DOS, Windows 95/98/Me] NUL を用いて存在確認を行うことができます。) |
| Icacls | [Windows Vista以降] ディレクトリのアクセス制御リストを表示・変更します。 |
ドライブやボリュームの情報を表示/操作したい
ドライブやボリュームの操作コマンドには以下のものがあります。
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ドライブの切り替え・仮想化
ディスクのエラー検査・修復
| Chkdsk | 指定したドライブのエラーをチェックします。 |
| Scandisk | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] ドライブのエラーをチェックします。 |
| Recover | [MS-DOS 5.0以前?/Windows NT系?/2000・XP 以降] ディスクからファイルの復旧を試みます。 |
フロッピーディスク操作
| Diskcomp | [MS-DOS, およびWindows 8.1までのNT系] 2つのフロッピーディスクの比較を行います。 |
| Diskcopy | [MS-DOS, およびWindows 8.1までのNT系] フロッピーディスクをコピーします。 |
ディスクの初期化・管理
| Format | 指定したディスク・ドライブの初期化(フォーマット)を行います。 |
| Fdisk | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] ディスク管理ユーティリティーを実行します。 |
| Fsutil | [Windows NT系] ファイルシステム(ディスク管理)の各種コマンドを実行します。 |
ボリューム情報とマウント操作
| Label | ディスクのボリュームラベルとシリアル番号を表示・変更します。 |
| Vol | ディスクのボリュームラベルとシリアル番号を表示します。 |
| Mountvol | [Windows NT系] 現在システムにマウントされているボリュームを表示し、マウントや解除を行います。 |
テキストを操作したい
プロンプト上でテキスト(文字列)を使った処理を行うコマンドには以下のものがあります。
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テキストの入出力・表示
テキストの検索・抽出・並び替え
| Find | ファイルから指定した文字列を検索し、見つかった行などを出力します。 |
| Findstr | Findよりも詳細な条件でファイルから文字列を検索できます。 |
| Sort | 入力されたテキストを並び替えて出力します。 |
変数・構文によるテキスト操作
| Set | [Windows NT系] 「/A」で数値演算、「/P」で入力を変数に代入できます。 |
| For | [Windows NT系] 「/F」でファイル・文字列・コマンド出力を分割・解析します。 |
| If | 文字列の比較や条件分岐が行えます。 |
| % (パーセント) | 環境変数を展開し、内容をテキストとして使います。 |
| ! (感嘆符) | [Windows NT系] 遅延環境変数展開を行います。 |
| ^ (サーカムフレックス) | [Windows NT系] 特殊文字をエスケープして通常の文字として使います。 |
プロンプト上の設定を変更したい
プロンプト上、あるいはバッチプログラムのセッション上で、画面や環境の設定変更を行うコマンドには以下のものがあります。
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プロンプトの外観・表示設定
| Prompt | プロンプト表示を変更します。 |
| Cls | 画面の表示を消去します。 |
| Color | [Windows NT系] 画面の色を設定します。 |
| Title | [Windows NT系] プロンプトウィンドウのタイトルを変更します。 |
入力方法・インターフェイスの制御
| Doskey | プロンプト上での入力方法を変更・拡張します。 |
| Mode | DOS/コマンドプロンプト上で使うパラレルポートや画面などの設定(ボーレートやコードページなど)を行います。 |
コードページ・言語設定の変更
| Chcp | コードページ(言語設定、文字コード)を切り替えます。 |
| Chev | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] 日本語環境/英語環境を切り替えます。 |
環境変数とパスの設定
| Set | 環境変数を表示・変更します。 |
| Path | 環境変数PATHを表示・変更します。 |
セッション制御・プロンプトの終了
| Exit | コマンド インタープリター(プロンプト)を終了します。 |
| Setver | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] MS-DOSプログラム用のバージョンテーブルを管理します。 |
デバイスの読み込み・解放 (MS-DOS系)
| Adddrv | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] 現在のセッションでデバイスを読み込み、使用可能にします。 |
| Deldrv | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] 現在のセッションで読み込んでいたデバイスを解放します。 |
補助コマンド・ヘルプ・ディレクトリ操作
| Help | 各種コマンドのヘルプを表示します。 |
| Echo | 「ON」「OFF」を指定することでエコーバック機能(「C:>」などの表示)の切り替えを行います。 |
| Cd, Chdir | 操作ディレクトリを変更します。 |
| Pushd | [Windows NT系] 操作ディレクトリを変更します。この変更はPopdコマンドにより以前の状態に戻せます。 |
| Popd | [Windows NT系] Pushdで変更した操作ディレクトリを戻します。 |
システムの設定や状態を表示/変更したい
システム全体の設定やシステムの状態を表示・変更するコマンドには以下のものがあります。
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システムの日時・バージョン設定
| Date | システムの日付を変更します。 |
| Time | システムの時刻を変更します。 |
| Tzutil | [Windows Vista?以降] タイムゾーンの設定を表示・変更します。 |
| Ver | MS-DOS/Windowsのバージョンを表示します。 |
ユーザー・環境変数・セキュリティ
| Runas | [Windows 2000以降] 異なるユーザーでプログラムを実行します。 |
| Setx | [Windows Vista以降] ユーザー別/システム全体の環境変数設定に値を追加・変更します。 |
| Whoami | [Windows Vista以降] 現在のセッションに基づくユーザー名やグループ名、権限などを出力します。 |
プロセスとタスクの管理
| Tasklist | [Windows XP Professional/Vista 以降] コンピューター上で実行されているプログラムの一覧・情報を表示します。 |
| Taskkill | [Windows XP Professional/Vista 以降] コンピューター上で実行されているプログラムを終了させます。 |
| Tskill | [Windows XP 以降] コンピューター上で実行されているプログラムを終了させます。 |
システム情報と構成の確認
| Hostname | [Windows NT系?] ローカルコンピューターのホスト名を表示します。 |
| Systeminfo | [Windows NT系] コンピューターの情報を表示します。 |
| Mem | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] 現在使用されているメモリ(コンベンショナルメモリや上位メモリなど)の状態を表示します。 |
| Verify | ファイルの検査(ファイルが正しく書き込まれたかどうかの確認)を有効にするかを表示・設定します。 |
電源・起動・シャットダウンの制御
| Shutdown | [Windows XP以降] システムの電源OFFや再起動などを行います。 |
| Switch | [MS-DOS] システムを再起動して環境の切り替えを行います。 |
| Sys | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] システムドライブに必要なファイルを転送(コピー)します。 |
ファイル拡張子・関連付け設定
| Assoc | [Windows NT系?/XP 以降] ファイルの拡張子別の関連付けを表示・変更します。 |
| Ftype | [Windows NT系?/XP 以降] ファイル関連付けに使われるファイルの種類を表示・変更します。 |
レジストリ・マウント構成・その他
| Reg | [Windows NT系/XP 以降] レジストリに関する操作をコマンドラインで行います。 |
| Mountvol | [Windows NT系] 現在システムにマウントされているボリュームを表示し、マウントや解除を行います。 |
| Break | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] Ctrl+Cによる割り込みをファイル操作中に行えるかどうかを変更します。 |
| Lh, Loadhigh | [MS-DOS, Windows 95/98/Me] 常駐プログラムを上位メモリに読み込んで実行します。 |
バッチファイルでの動作を制御したい
バッチファイル上などでプログラム実行や実行順序の変更を行うには以下のコマンドを利用します。
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バッチ基本構文と制御構造
| 「<exec-file>」 | コマンドまたはプログラムを実行します(直接「cmd.exe」などと実行する)。 |
| @ (アットマーク) | EchoがONの時でも画面上にコマンドを表示しません。 |
| : (コロン) | ラベルを定義します。 |
| Goto | 指定したラベルにジャンプします。 |
| Call | 呼び出し元のバッチプログラムを終了させることなくバッチプログラムを実行します。[Windows NT系] [拡張構文] 関数呼び出しのように同じバッチプログラム内で一時的に別の箇所に制御を移します。 |
| If | 条件判定を行い、条件に一致した場合指定したコマンドを実行します。 |
| 「( )」(括弧) | [Windows NT系] コマンドをグループ化します。ForやIfで主に用います。 |
| Rem | 同じ行の後ろに続くテキストを無視します。コメントを記述する際に使用します。 |
コマンドの連結・条件実行
| & (アンパサンド) | [Windows NT系] 2つのコマンドを1行にまとめて(連続で)実行します。 |
| && (論理積) | [Windows NT系] 「&&」の左側に指定したコマンドを実行し、成功したら右側に指定したコマンドを実行します。 |
| || (論理和) | [Windows NT系] 「||」の左側に指定したコマンドを実行し、失敗したら右側に指定したコマンドを実行します。 |
| | (パイプ) | 一方のコマンドの出力をもう一方のコマンドの入力にします。 |
環境変数・ローカルスコープ
| Set | 環境変数を表示・変更します。 |
| % (パーセント) | 環境変数を展開し、内容をテキストとして使います。 |
| ! (感嘆符) | [Windows NT系] [拡張構文] 遅延環境変数展開機能を使って環境変数を展開し、内容をテキストとして使います。 |
| Setlocal | [Windows NT系] 環境変数のローカル化を行います。[拡張構文] 拡張機能のON/OFFや遅延環境変数展開機能のON/OFFを設定します。 |
| Endlocal | [Windows NT系] 環境変数のローカル化を終了します。 |
| Shift | バッチプログラムのパラメーター(引数)変数の内容をずらします。 |
フロー制御・実行制御
| Pause | 入力待ち状態にして実行を一時停止します。 |
| Timeout | [Windows Vista以降] タイムアウトを伴う入力待ち状態にします。 |
| Choice | [MS-DOS, Windows 95/98/Me, Windows Vista以降] 選択肢を表示してユーザーに選択させます。 |
| Exit | コマンド インタープリター(プロンプト)を終了します。オプションを指定しない限りバッチプログラムだけでなくプロンプトも終了します。[Windows NT系] [拡張構文] 「Call」で呼び出したラベル内での処理を終了します。 |
プロンプト・バッチ環境の操作
| Cmd | [Windows NT系] コマンド インタープリター(コマンドプロンプト)を起動します。 |
| Command | コマンド インタープリター(MS-DOSプロンプト)を起動します。 |
| Startコマンド | [Windows 95/98/Me/NT/XP以降] プログラムの実行、またはファイルを開きます。GUIプログラムでも終了を待つかどうか指定できます。 |
| Echo | テキストを表示します。また「ON」「OFF」を指定することでエコーバック機能(「C:\>」などの表示)の切り替えを行います。 |