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Start - DOS コマンド一覧

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[Windows 95/98/Me, Windows NT系] Windowsのプログラムを実行します。オプションを指定して実行方法を制御することができます。

構文

start[.exe] ["<title>"] [/M | /MIN | /MINIMIZED] [/MAX | /MAXIMIZED]
  [/R | /RESTORED] [/W | /WAIT] [/D <working-dir>] [/I] [/SEPARATE | /SHARED]
  [/LOW | /NORMAL | /HIGH | /REALTIME | /ABOVENORMAL | /BELOWNORMAL] [/NODE <numa-node>]
  [/AFFINITY <mask>] [/B] [<command> [<parameters>]]
start[.exe]
[Windows 95/98/Meのみ] 「start」コマンドはプログラムです。
[Windows NT系] 「start」コマンドはcmd内臓コマンドのため、「start.exe」は存在しません。
"<title>"
[Windows NT系] 新しくコマンドプロンプトを開く際のタイトルバーに表示する文字列を指定します。「" "」で囲んで指定します。
<command> [<parameters>]
実行するコマンド、およびその引数を指定します。スペースを含むファイル名を<command>に含む場合は「" "」で囲む必要があります。
[Windows NT系] <command>を「" "」で囲んでいる場合、「"<title>"」と見なされる場合があります。その場合は<command>の前に「""」などを指定しておく必要があります。
/M | /MIN | /MINIMIZED
新しく実行するプログラムを最小化の状態で実行します。
[Windows NT系] 「/M」と「/MINIMIZED」は使用できません。
/MAX | /MAXIMIZED
新しく実行するプログラムを最大化の状態で実行します。
[Windows NT系] 「/MAXIMIZED」は使用できません。
/R | /RESTORED
[Windows 95/98/Meのみ] 新しく実行するプログラムを標準のウィンドウサイズで実行します(既定の動作)。
/D <working-dir>
[Windows NT系] 実行するコマンド/プログラムの新しい作業ディレクトリを指定します。指定しない場合は現在の作業ディレクトリが使用されます。
/I
[Windows NT系] プログラムを実行する際の環境を現在の環境ではなくcommand.com/cmd.exeが実行されたタイミングでの環境に変更します。
/SEPARATE | /SHARED
[Windows NT系] 16ビットプログラムを実行する際、「/SEPARATE」を指定すると新しいメモリ領域で、「/SHARED」を指定すると共有メモリ領域で実行します。
[Windows XP以降 64ビット版] 16ビットプログラムが実行できないため、このオプションは利用できません。
/LOW | /NORMAL | /HIGH | /REALTIME | /ABOVENORMAL | /BELOWNORMAL
[Windows NT系] プログラムを実行する際の優先度を指定します。優先度は LOW < BELOWNORMAL < NORMAL < ABOVENORMAL < HIGH < REALTIME の順で高くなります。
/NODE <numa-node>
[Windows NT系] プログラムを実行する際に優先して使うNUMA(Non-Uniform Memory Architecture)ノードの番号を指定します。<numa-node> に数値を指定します。
/AFFINITY <mask>
[Windows NT系] プログラムを実行する際、プロセッサに指定するアフィニティーマスクを16進数で指定します。
/NODE オプションも指定されている場合は指定したアフィニティーマスクの意味が変化します(詳細は未確認)。
/B
[Windows NT系] プログラムに対して新しいウィンドウを作成せず、Startを実行したコンソールウィンドウを再利用します。「/WAIT」を指定しない場合、Startの実行元プログラムとStartで実行したプログラムの2つが同時にコンソールウィンドウを使用し同時にテキスト出力が行われますが、どちらのプログラムもテキスト入力待ちを行う場合意図しない動作を起こす場合があります。

解説

Windows上で実行できるプログラムを実行します。プロンプト上やバッチプログラム上では、Startを用いなくてもコマンド/プログラムを直接入力すれば実行できますが、直接実行する場合とStartを用いて実行する場合に挙動が異なる場合があります。特に、GUIプログラムを実行した場合は以下のように条件によってプログラムの終了を待機するかしないかが変わります。

方法拡張機能直接実行Start実行
プロンプト上で実行OFF待つ待たない
ON待たない待たない
バッチ上で実行OFF待つ待たない
ON待つ待たない
[Windows 95/98/Me]-待たない待たない

なお、Start実行は「/WAIT」オプションを使うことで、上記のすべての場合でプログラムの終了を待つことができます。

[Windows 95/98/Me、および Windows NT系 拡張構文] Startで<command>にプログラム以外のファイル名を指定すると、ファイルに関連付けられたプログラムを実行し(既定の動作を利用して)ファイルを開きます。このときに使うプログラムは、ファイルの関連付けとしてレジストリに登録されたプログラムが利用されます。なお、関連付けが存在しない場合は実行できません。

[Windows 95/98/Me、および Windows NT系 拡張構文] <command>で指定された文字列が拡張子を含んでいない場合、Windows 95/98/Meの場合は「.COM」「.EXE」「.BAT」を、Windows NT系拡張機能では環境変数「PATHEXT」に指定された拡張子を使って、それらの拡張子が省略されたものと見なしてプログラムの実行を試みます。

start /wait notepad.exe /p hoge.txt

「notepad.exe」プログラムを引数「/p hoge.txt」で実行し、その終了を待機します。なお「メモ帳」(notepad.exe)は「/p」を指定すると、指定したテキストファイルの印刷を実行します。