Programming Field

DOS/コマンドプロンプト コマンド一覧 [使い方など]

MS-DOSやWindows・コマンドプロンプトで使える基本的なコマンドから応用コマンドまで100個以上のコマンドの使い方やオプションを一覧で掲載しています。

コマンド一覧

  • コマンド/プログラム一覧
    ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
    A
    Adddrv[DOS][W9x]現在のセッションにキャラクタデバイスファイルを読み込みます。
    Append[DOS]指定ディレクトリ以下のファイルを現在のディレクトリにあるかのように設定します。
    Assocファイルの関連付けの表示・変更を行います。
    Attribファイルやディレクトリの属性を表示・変更します。
    B
    Break[DOS]ファイルアクセス中などにCtrl+Cが入力された際の設定を変更します。
    C
    Callバッチファイル内からバッチファイルを終了することなく呼び出します。またはサブルーチンを実行します。
    Cd現在のディレクトリを変更します。
    Chcp現在のセッションのコードページを表示・変更します。
    Chdir現在のディレクトリを変更します。
    Chev[DOS][W9x]現在のセッションの言語(モード)を切り替えます。
    Chkdskボリューム(ディスク)の検査を行います。
    Chkntfs次回起動時にボリュームの検査を行うようにスケジュールします。
    Choice画面上に選択肢を表示し、入力を促します。
    Clip与えられた入力をクリップボードにコピーします。
    Cls画面出力を消去します。
    CmdWindowsコマンドインタープリター(コマンドプロンプト)を実行します。
    Colorプロンプトの色を変更します。
    Command[DOS][W9x]MS-DOSコマンドインタープリター(MS-DOSプロンプト)を実行します。
    Compファイルの比較を行います。
    CompactNTFS上のファイルの圧縮状態を管理します。
    ConvertFAT/FAT32のボリュームをNTFSに変換します。
    Copyファイルのコピーを行います。
    CurlURLを利用したデータの送受信を行います。
    D
    Dateシステムの日付を表示・変更します。
    Delファイルの削除を行います。
    Deldrv[DOS][W9x]現在のセッションに読み込まれたキャラクタデバイスファイルを解放します。
    Deltree[DOS][W9x]ディレクトリツリーの削除を行います。
    Dirディレクトリ内のファイルを一覧表示します。
    Diskcompディスクの比較を行います。
    Diskcopyディスクのコピーを行います。
    Doskeyプロンプトの入力補助設定を行います。
    E
    Echo画面に文字を出力します。またはプロンプトの表示・非表示を切り替えます。
    Endlocal環境のローカル化を終了します。
    Eraseファイルの削除を行います。
    Exitプロンプト、バッチファイルまたはサブルーチンを終了します。
    Expand特定の方式で圧縮されたファイルを展開します。
    F
    Fcファイルの比較を行います。
    Findファイルから文字列を検索します。
    Findstrファイルから文字列を検索します。Findより高度な検索オプションを指定することができます。
    For指定パターンに一致するファイルまたはテキストに対してコマンドを実行します。
    Forfiles指定のディレクトリ以下にあるファイル/ディレクトリに対してコマンドを実行します。
    Formatドライブのフォーマットを行います。
    FtpFTP サーバーへ接続し、ファイルの送受信を行います。
    Ftypeファイルの関連付けで使用するファイルの種類を管理します。
    G
    Gotoバッチファイルで指定したラベルの位置に制御を移します。
    H
    Helpコマンドのヘルプを(一覧で)表示します。
    HostnameHostnameプログラムを実行したコンピューターに対するホスト名を画面に出力します。
    I
    Icaclsアクセス制御リスト(ACL)の表示・変更を行います。
    If指定した条件に一致する場合にコマンドを実行します。
    IpconfigネットワークアダプターとIPアドレスに関する操作を行います。
    L
    Labelドライブのボリュームラベルを表示・変更します。
    Lh[DOS]上位メモリに常駐プログラムを読み込みます。
    Loadhigh[DOS]上位メモリに常駐プログラムを読み込みます。
    M
    Mdディレクトリを作成します。
    Mem[DOS]常駐プログラムのメモリ使用状況を出力します。
    Mkdirディレクトリを作成します。
    Mklinkシンボリックリンクやハードリンクなどを作成します。
    Modeデバイス設定の変更を行います。
    Moreコマンド長い出力を1画面ずつに分割して出力します。
    Mountvolボリュームのドライブ割り当てを管理します。
    Moveファイルを移動します。
    O
    Openfilesリモートで共有されているファイルのうち開かれているファイルの確認やクローズを行います。
    P
    Pathプログラムの検索パスを表示・設定します。
    Pause処理を停止(ポーズ)し、プロンプト上で何らかのキー入力を促します。
    Popd直前に行われたPushdのディレクトリ移動を戻します。
    Printテキストをプリンターに送信し印刷します。
    Promptプロンプトの表示を設定します。
    Pushd現在のディレクトリを記憶しつつ別ディレクトリに移動します。
    Q
    Qbasic[DOS]MS-DOS QBasicを起動します。
    R
    Rdディレクトリを削除します。
    Recoverファイルの復旧(復元)を試みます。
    RegWindowsレジストリの操作を行います。
    Rem何も処理を行いません。バッチファイル内での注釈の記述に利用します。
    Renファイル名を変更します。
    Renameファイル名を変更します。
    Replace指定ディレクトリ内のファイルで別ディレクトリのファイルを置き換えます。
    Rmdirディレクトリを削除します。
    Robocopy指定した条件を利用してファイルやディレクトリのコピーを行います。
    Runas現在のユーザーと異なるユーザー・権限でプログラムを実行します。
    S
    Scandisk[DOS][W9x]ディスク(ドライブ)の検査やファイルシステムの修復を行います。
    Schtasks特定のタイミングでプログラムを実行する「タスク」の管理を行います。
    Set環境変数を表示・変更します。
    Setlocal環境のローカル化を行い、環境変数などの変更が一時的なものになるようにします。
    Setver[DOS][W9x]MS-DOSのバージョンテーブルを管理し、特定プログラムに見せるMS-DOSバージョンを変更します。
    Setxユーザー別/システム全体の環境変数設定に値を追加・変更します。
    Shiftバッチファイルに渡された引数をずらし、10個以上の引数を扱えるようにします。
    Shutdownコンピューターのシャットダウン・再起動を行います。
    Sort与えられた入力を行ごとに比較し、並び替えて出力します。
    Startコマンドプログラムの起動、またはファイルの既定処理を実行します。
    Subst特定ディレクトリを仮想的なドライブに割り当てます。
    Switch[DOS]MS-DOSの言語環境を切り替えます。
    Sys[DOS][W9x]MS-DOSの起動ディスク用ファイルをドライブにコピーします。
    Systeminfoシステム情報を表示します。
    T
    Takeownファイル/ディレクトリの所有者を現在のユーザーに設定します。
    Taskkill現在実行中のプログラムを終了させます。
    Tasklist現在実行中のプログラムを一覧表示します。
    Timeシステムの時刻設定を表示・変更します。
    Timeout一定時間待機(入力待ち)を行います。
    Titleプロンプトウィンドウのタイトルを変更します。
    Treeディレクトリ内のファイルや子ディレクトリをツリー表示します。
    Tskill実行中のプロセス(プログラム)を強制終了させます。
    Typeファイルの中身を出力します。
    Tzutilタイムゾーンの設定を表示・変更します。
    V
    VerMS-DOSやWindowsのバージョンを出力します。
    Verifyファイルの書き込みを検査するかどうかを設定します。
    Volボリュームラベルとボリュームシリアル番号を表示します。
    W
    Waitforシグナルを送受信して処理の待機などを行います。
    Whereパターンに一致するファイルを検索してその場所を出力します。
    Whoami現在のセッションに基づくユーザー名やグループ名、権限などを出力します。
    X
    Xcopyファイルやディレクトリのコピーを行います。
    コマンド名は組み込みコマンド、コマンド名は外部コマンド(プログラム)です。
    コマンド名はコマンドプロンプトとそこで動作するバッチファイルでのみ組み込みコマンドとして扱われます。
  • パイプ記号/リダイレクション
    |[パイプ] 左コマンドの出力を右コマンドの入力にします。
    <[入力リダイレクト] 指定ファイルの内容をコマンドの入力にします。
    >[出力リダイレクト] コマンドの出力を指定ファイルに書き込みます。
    >>[出力リダイレクト] コマンドの出力を指定ファイルに追加します。
  • 特殊な文字・記号・デバイス名 etc.
    「パイプ記号/リダイレクション」もご覧ください。
    @バッチファイルでコマンドのエコーバックを抑制します。
    :バッチファイルでラベルを宣言します。
    ;Config.sysファイルでコメントの記述に利用します。
    %環境変数の値やバッチファイル引数の値の取得に利用します。
    !環境変数の遅延展開時に利用します。
    ^直後の特殊文字を通常文字として扱います。または複数の行を単一の行として扱うようにします。
    &2つのコマンドを連続して実行します。
    ||コマンドの実行に失敗した場合に実行するコマンドを指定する際に利用します。
    &&コマンドの実行に成功した場合に実行するコマンドを指定する際に利用します。
    ( )複数のコマンドをグループ化して単一コマンドのように扱います。
    *ワイルドカード文字として、「長さ0以上の任意の文字列」を表します。
    ?ワイルドカード文字として、「任意の1文字」を表します。
    CON「コンソール」を表すデバイスファイルです。
    NUL「何もないファイル」を表すデバイスファイルです。
    AUX既定のシリアルポートに接続されたデバイスとやり取りする際に利用するデバイスファイルです。
    COMn特定の番号に対応するシリアルポートに割り当てられたデバイスとやり取りする際に利用するデバイスファイルです。
    PRN既定のパラレルポートに接続されたデバイス(プリンター)とやり取りする際に利用するデバイスファイルです。
    LPTn特定の番号に対応するパラレルポートに割り当てられたデバイスとやり取りする際に利用するデバイスファイルです。
  • 代表的な環境変数
    「環境変数の使い方」ページでも紹介しています。
    COMSPECコマンドインタープリターの場所を保持する環境変数です。
    PATH実行するプログラムの検索パスを保持する環境変数です。
    PATHEXT拡張子が省略された際に付加を試みる拡張子リストを保持する環境変数です。
    PROMPTプロンプト表示設定を保持する環境変数です。
    TEMP一時的なデータやり取りに利用するディレクトリのパスを保持する環境変数です。
    TMP一時的なデータやり取りに利用するディレクトリのパスを保持する環境変数です。
Notes
  • ここで「Windows NT 系」と表記しているものは、Windows NT/2000/XP以降の環境および「cmd.exe」、または一時期のPlatformSDKに付属していた「win95cmd.exe」で当てはまるもので、すべてのバージョンを調べているわけではありません。「command.com」の環境では同じ Windows のバージョンでも当てはまらない可能性があるので注意してください。

DOSプロンプト・コマンドプロンプトについて

「DOSプロンプト・コマンドプロンプトについて」に移動しました。

基本的なコマンド10選

「基本的なコマンド10選」に移動しました。

その他コンテンツ

よくある質問

「よくある質問」のページの抜粋です。より多くの質問については「よくある質問」のページをご覧ください。

コマンドプロンプトはどうやって起動する?

楽な手順は、Windowsキーを押しながらRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「cmd」を入力してOKする手順です。また、Windows 11の場合は「Windows ツール」の中に「コマンドプロンプト」が含まれています。

よく使うコマンドは?

ディレクトリを移動するCd(Chdir)コマンドや、CopyXcopyなどのファイルをコピーするコマンド、Md(Mkdir)Rd(Rmdir)などのディレクトリを操作するコマンドなどがよく使われます。基本的なコマンド10選も合わせてご覧ください。

ファイルをコピーするコマンドは?

CopyXcopyRobocopyの3種類があります。シンプルなのはCopy、ディレクトリごとコピーしたいときはXcopy、ファイルの取捨選択などを細かく制御したいときはRobocopyを使います。

バッチファイルにおけるif文は?

if 式1==式2 コマンド」がわかりやすいif文です。その他、「if exist ファイル コマンド」や「if errorlevel 終了コード コマンド」という構文もあります。詳しくはIfのページをご覧ください。

バッチファイルにおけるfor文は?

Forというコマンドがありますが、繰り返したい内容によって構文が変わります。現在のディレクトリにあるファイルを列挙しながらコマンドを実行するには「for %%A in (ファイルパターン) do %%Aを使ったコマンド」とし、ファイルに書かれたテキストを1行ずつ読みながらコマンドを実行するには「for /f "delims=区切り文字" %%A in (ファイル名) do %%Aを使ったコマンド」と実行します。